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原水爆禁止運動、ゴジラ。 [本(フィクション?)]

ちょっと急(?)ですが、忘れないうちにコレ↓

ゴジラ

ゴジラ

  • 作者: 香山 滋
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2004/11/11
  • メディア: 文庫

をご紹介しておきます。(先日たまたま見つけて、読んだばかり。)

 

SFといえばH.G.ウェルズが代表格かもしれませんが、日本でも

多くのSF作品を残した作家がたくさんいて、その中でも

  ・単独怪獣もの

  ・怪獣対決もの

  ・変身もの

などといった東宝特撮映画パターンを確立した

のが、香山滋(かやま・しげる)氏。

その代表作は何といっても「ゴジラ 」に違いない!!

 

映画版「ゴジラシリーズ 」はどんどん娯楽作品化してしまった

気がするのですが、もともとは原水爆禁止運動の一助

として製作された作品だったとか。

なんとなく崇高な気持ちで読める作品ですね。

 

この「ゴジラ 」という本は香山氏による

  ・ゴジラ(ノヴェライズ)

  ・ゴジラの逆襲(ノヴェライズ)

  ・トーク&エッセイ

  ・G作品検討用台本(オリジナル)

  ・獣人雪男

が収録されているものですが、この中でも特に個人的に楽しめたの

「トーク&エッセイ」でした。

ずいぶんゴジラの大ヒットで人生が変わってしまった

ようですね。。。

 

「ゴジラ(東京編)」「ゴジラの逆襲(大阪編)」は映画の台本(決定稿

というそうです)をもとに小説化されたもので、映画とは若干異なる

展開。

これはこれで面白かった、かな。

(「獣人雪男」もS作品として企画され、映画化されたそうです。私は見たことがありませんが、

小説としてはコレが一番面白かったです。)

 

でも。

今さら読むと、、、H.G.ウェルズほどの普遍性はないように思えて

しまいました。

古典というほど昔の作品ではないので中途半端に古い

作品と感じてしまったのでしょうか??

 

作品自体の面白さよりも、原水爆禁止運動参加

したという先人たちの意思を感じることが、この本の

読みどころなのだと思いました。

ちょっとだけ、世の中のことを考えるきっかけになったと思います


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