タイム・マシン [本(フィクション?)]
前回でブラム・ストーカーの「ドラキュラ」から始まる「もうひとつ」の
世界を描いたキム・ニューマンのシリーズの紹介が一段落しました
ので、、、ここで路線をちょっと変えてコレ↓
言わずと知れた、SF小説の最高傑作ですね
「タイム・マシン」は今読んでも十二分に楽しめる作品ですが、
なんと1895年に出されたものなんです。。。
「時間」を1つの変数として扱うという大発明を、アインシュタインの
特殊相対性理論(1905年)が発表される10年も前に小説として
発表していたなんて、、、すごい作品だと思います。
しかもこれは単なる娯楽小説ではなく、当時の資本家層をエロイ族
に、炭鉱労働者層をモーロック族に置き換えた社会風刺の
効いた作品でもあるのだとか。
そういった視点で読み直してみると、意外と考えさせられる深い
作品でもあります。
↑にご紹介した本はウェルズの短編集で、
堀についたドア
奇跡をおこせる男
ダイヤモンド製造家
イーピヨルニスの島
水晶の卵
タイム・マシン
の6作が収録されています。私はウェルズといえば「モロー博士」と
「宇宙戦争」と「タイム・マシン」くらいしか知りませんでしたが、実際
に読んでみるとさすがSFの源流!!
多彩なテーマの作品がどれも面白いのです
どの作品も必読と言いたいところですが、特に「水晶の卵」を
お勧めします。
ウェルズといえば、やっぱり火星人なんですね。。。
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