ドラキュラ崩御 [本(フィクション?)]
ブラム・ストーカーの「ドラキュラ」は偽書だった!!。。。という
キム・ニューマンのシリーズ第3作目です。
前作「ドラキュラ戦記」から40年後。
主人公はエドウィン・ウィンスロップから、、、誰だろう??
ジュネかケイトか、それともヘイミッシュ・ボンドか。
とりあえず、バトンタッチ。
長生者(エルダー=長生きしている強力な吸血鬼)ばかりを狙う仮面の暗殺者
<真紅の処刑人>の脅威と、<涙の母>の謎、
そしてローマに乗り込んできた英国情報部員ヘイミッシュ・ボンド
(→ジェイムズ・ボンドのスコットランドなまりだとか)の
スタイリッシュな活躍。
まさに007を初めとする数々の映画から切り抜かれたシーンが
(本も)交錯する、虚実ないまぜの娯楽作品。
ドラキュラはほとんど活躍することもない、、、ネタバレ反対
なのでこれ以上は書けません!!
が、ちょっとしたミステリー作品に仕上がっています。
前2作(ドラキュラ紀元、ドラキュラ戦記)と比較すると、ずいぶん
こざっぱりとまとまってしまった感もありますが、それでも
やっぱりドラキュラの「もうひとつ」の最期は読んで正解
もちろん今回も「登場人物事典」あります
ちなみに巻末の「解説」によると続編の執筆が進んでいる、、、との
ことなんですが、すでに現在、「ドラキュラ紀元」「ドラキュラ戦記」
「ドラキュラ崩御 」が絶版!?
(とりあえず「手に入らない」とのことです。。。)
残念ながら日本語版は手に入らないようです。。。が、中古でも
構いません、ぜひ読んでいただきたいシリーズです!!
キム・ニューマンさんの公式HPと思われるページではまだまだ
執筆を続けている様子なので、これからは英語版でも取り寄せる
しかないのかなぁ。。。せっかくお勧めなのに
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