ハイド氏の奇妙な犯罪 [本(フィクション?)]
「チョコレート工場の秘密」→「銀河鉄道の夜」と素敵な童話路線で
来たのに「ジーキル博士とハイド氏」に行くのはいかがなものか?
とも思っていたのですが、実はコレ↓を紹介する前振りでした。
「ジーキル博士とハイド氏」は【善】の側であるジーキル博士の
お話がメインですが、こちらは【悪】のハイド氏の視点で
語られる事件の真相、、、という設定。
作者はフランスのスティーブンソン(ジーキル博士とハイド氏の作者)研究の
第一人者といわれているジャン=ピエール・ノーグレットさん。
巻末には彼自身の「ジキル&ハイド」論も収録されていて、お得。
で、とにかく面白いんですよ、この本。
なぜかシャーロック・ホームズまで出てきて。
まぁ、フィクション作品のキャラクター同士が交錯すること自体は
フィクションの常套手段なんですけど。
元ネタの「ジーキル博士とハイド氏」は70回以上映画化されて
いるんですけど、こちらの「ハイド氏の奇妙な犯罪」を映画化して
くれたらちゃんと観に行きます!!
もちろん、ティム・バートン監督でお願いします。
ほら、ちゃんと「チョコレート工場の秘密」→「銀河鉄道の夜」に
話がつながったでしょ
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