幽霊たち [本(フィクション?)]
随分前に読んだものですが、
私がポール・オースターの作品にはまるきっかけになった
作品で、’80年代アメリカ文学の代表的作品
という評価を受けているものです。
アメリカ文学を代表するにはちょっと知名度がまだ低いような
気がしますが、ポール・オースターの作品はとにかくお勧め
なのです。
ブルー、ホワイト、ブラック、ブラウン、、、という色の名前を
持った人物が繰り広げる、不安な物語。
薄っぺらな(文庫で、120ページほど)この作品には、探偵小説と
見せかけて不思議な空想とミステリーが詰まっています。
例によってネタバレはキライなので書きません
が、最後までじわじわと盛り上げていって、
プチッと幕切れ!
きっと、この作品を読んだ人の多くは、ポール・オースターに
ノックアウトされることでしょう。
私はこの1冊でポール・オースターが好きになりました。
私は、この「幽霊たち」のなめらかな文(これは訳者である柴田元幸さん
のお力もあるのでしょう)に新井素子さんの文体を連想しました。
非常に読みやすい、すばらしい作品です。
新年あけましておめでとうございます
今年も素敵な記事楽しみにしてます^^
ニラレバも好きだけどタラレバ
よく考えてしまします。。。
by ハイマン (2008-01-04 01:00)
> ハイマンさん、コメントありがとうございます。
あけましておめでとうございます。
マイペースでブログを更新していきたいと思いますので、
よろしくお願いします!
by t2o (2008-01-04 23:47)