ブラック・エンジェル [本(フィクション?)]
ミステリーものはちょくちょく読んでいるのですが、、、
どうやらこの本、かつては「売れなかった本」特集
(’97の雑誌「鳩よ!」だそうです)で紹介されていたものだそうですが、
なぜか図書館で目に付いたので借りてみたのでした。
どうも一度絶版になったものが再刊されたものらしいです。
この著者の方(松尾由美さん)も存じていなかったのですが、読んで
みるとすらっとした文体のおかげか、一気に読んでしまいました。
「あとがき」「解説」にもあるのですが、この本、初めから犯人
がわかっているという、、、
刑事コロンボみたいな(?)展開!? かと思いきや、別に犯人を逮捕
することが目的ではない、中途半端(失礼!)な展開。
動機は何だったのか? というミステリーな部分と、SF(ブラック・エンジェル)
な部分とのバランスは好みによるかと思いますが、、、これはこれで
面白いものでした。
いきなり黒い天使が出てくる展開には、一度本を閉じてしまうギリギリ
のものを感じましたが。。。
今まで読んだことがない感じの本だったので、印象に残る作品でした。
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