一澤帆布、ブランド価値は失墜した。 [その他。いろいろ思うこと。]
私にとってはタイムリーな話題なのですが、、、
どんな方が運営されているブログなのか、まだよく読み込んでいない
のですが、、、どうも一澤信三郎氏寄りのメッセージを発信して
おられるようです。
一方的に信太郎氏が正しいとも思えなかったこともあり、、、
せっかくなので、私は信太郎氏と信三郎氏の両方の発言を
少しチェックしてみました。（ほんの少しです、忙しいので。。。
）
以前にも書きましたように、こともあろうかお家騒動で世間を
騒がせてしまった一澤帆布さん。（以前のHPは閉鎖でしょうか？？）
日経ビジネス２００６年４月１７日号に掲載された
敗軍の将、兵を語る
に一澤帆布工業代表取締役として一澤信太郎氏へのインタビュー
が掲載されていたのですが、この内容は信三郎氏が先代・信夫氏
に信三郎氏寄りの遺言状を書くように強く迫った、
というもの。
そして前回の記事を書いたときには知らなかったことなのですが、
信太郎氏が後出しじゃんけんのように出したかと
思われていた（私も、そう思っていました。。。）第２遺言書に関する
検認手続きは京都過程裁判所に相続人が集まって、
正しく行われていたそうです。
法的には（裁判でも確定しているようですので）信三郎氏が信太郎氏に対して
いちゃもんをつけただけ、というところです。
（同じ記事中に、信三郎氏へのインタビューも掲載されています。興味のある方は、ぜひ
バックナンバーでご確認ください。）
私情では、職人さんからの信頼が厚い信三郎氏の
肩を持ちたいところなのですが、、、いずれにしても
失った顧客からの信頼を取り戻すのは非常に
難しいことでしょう。
信太郎氏も信三郎氏も自らの行いが「正しい」と思うのなら、
がんばって市場の信頼を取り戻してほしいものです。
少なくとも、私はどちらの言い分も信ずるに足らず、と
いう印象を持ってしまいましたし、こういったお家騒動に見舞われた
カバンを、気持ちよく使うことができません。
ブランド価値は失墜した、と思います。
職人も会社も大事でしょうが、一体何のためにカバンを作っていた
のでしょう。
顧客は大事ではないのですか？
初めまして。つい先日、信三郎帆布の店舗に行ってきました。信三郎帆布になってからは初めて店舗に行ってきたのですが、一澤帆布時代より賑わっていたように感じます。熱心な方も見える一方で、このお家騒動の件で、あちこちで取り上げられたことにより、話題性がアップしたことは間違いないように思いました。
特に両氏の意見を調べてみた訳では無かったので、参考になりました。ともかく、このお家騒動がもう少しはっきりすることを願っています。
by 響希 (2006-09-10 07:18)
> 響希さん、コメントありがとうございます。
ブログの更新が滞っていまして、返事が遅くなってしまって大変申し訳
ありません。
ブログには書きそびれているのですが、私の場合は６月１６日（金）に
立ち寄ってみたのですが、商品がほとんどなくてお客さんもいない、という
非常に寂しい状態でした。
その割に店員さんはたくさんいて、店員さん同士がずっと立ち話をして
いたのがすごく残念に思えたせいか、今でもまだ一澤の（もちろん先代の、
ですが）カバンを使っていません。信三郎氏や職人さんたちがどれほど
苦心しておられるとしても、お店で実際に受けた印象は悪いものでした。
私も、気分よくカバンを使えるよう、すっきりとした状態になって欲しいと
思います。。。
by t2o (2006-09-17 00:06)