さようなら、村上氏。 [その他。いろいろ思うこと。]
本日、M&Aコンサルティングの村上世彰氏がインサイダー取引の
容疑を認め、会見を開き、そして逮捕されました。
内容はM&AコンサルティングのHPにおいて開示されている通り。
正直、村上氏のファンド運用の手法は個人的に(そして生理的に)
好きになれなかったのですが、会見の席で「私が悪い」と
言ったことは潔かったように思えました。
(もちろん、穿った見方をすれば何らかの意図があるようにも思えてしまいますし、打算めいた
ことさえ感じてしまいますが。。。)
会見の席上での村上氏の発言をすべて鵜呑みにするわけでは
ないのですが、
「法律を作る側にいた」
「私はプロ中のプロ」
といった強い意識が逆に村上氏から慎重さを奪ってしまった
のかとも思えてしまったのが、非常に残念なことでもあります。
今回の件でインサイダー取引というのは非常に難しいのだなぁ、
とも感じました。
例えば、私が友人と「●▲電機の株、5%以上買おうよ!」などと
話をしてちょっと買い増しても(実際にはそんなに買えないことが明らかだし、、、)
インサイダー取引にはならないのですが、その友人が仮に村上氏
やホリエモンだったとしたら、、、インサイダー情報と
して解釈されてしまう可能性があるのかもしれません。
村上氏は(彼の会見、およびM&Aコンサルティングの開示情報によれば)
ライブドアの財務状況では不可能と
考えていたそうですが、、、状況を見る限りではインサイダー取引の
容疑を認めざるを得ませんね。
過失では済まされないかもしれません。
(特捜部が過失で済ますつもりはないでしょう。。。)
また、いわゆる村上ファンド関連銘柄の値動きには、各社の業績や
従業員たちの成果はまったく勘案されていないことにも、やはり
(村上ファンドとは縁がありませんが)従業員という立場にとってはなんとなく
納得できない感もあります。
ま。
いろいろ考えさせられましたが、、、
さようなら、村上氏。ということで。。。
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