新撰組血風録 [本(歴史もの?)]
前回は「燃えよ剣」を紹介させていただきましたが、今回は新撰組
つながりでコレ↓です。
この「新撰組血風録」は、新撰組の「誠」の旗印に参集した
隊士たちを描いた短編集。
さすがに「燃えよ剣」ほど胸が熱くなるものではなかったのですが、
浪人や百姓上がりの寄せ集めの集団で、しかも後には朝敵と
されてしまった者たちの内面に迫る作品。
「燃えよ剣」で描かれた新撰組の興亡を補足する、サイドストーリー
と思っても良いかと。
「沖田総司の恋」「菊一文字」に描かれた薄命の天才剣士
沖田総司。
「池田屋異聞」に描かれた監察として有名な山崎蒸。
などなど、見所はたくさんあるんですが、、、
個人的には「胡沙笛を吹く武士」に描かれた鹿内薫が
切なくて。。。胸に来ました。
新撰組の興亡にはまったく関係ない話ですが、人としての
孤独や愛情、悲哀みたいなものが感じられると思います。
15編の作品が収録されているので、読む人ごとにいろんな発見や
感動があるかと思います。
お勧め!!
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